田舎の日当たり良好な部屋から何故夏の西日しか入らぬ部屋に越したのか、それにはわけがある。
仕事が変わって職場に近い部屋を借りるために何軒かの不動産屋を回っていたときに、とにかく占有平米の広い部屋ということで一つの物件を紹介された。窓から見える景色は川。海が近いので運河といったほうが近いかもしれない。目の前の川を時折船が横切る景色に、何かピンと来るものがあって出張中だったカミさんに写真を送ると、彼女は一発で気に入った様子。他にも何件か見せてもらったが、その部屋から見える景色に勝るものは無かった。 結局二人の共通する選択はその景色だった。どこか数年前に二人で行ったベネツィアを髣髴とさせる、水と船。もちろんベネツィアとは雲と泥ほどの差があるが、あのアメリカ人オーナーのホテルで見た朝日に光る川と船を思い起こさせる風景は、二人の生活の場として何か強く魅かれるものがあったのだ。 彼の地とは遠く離れた東京で、思いを馳せながら絵を描く。朝の食卓から船が横切る風景を眺めれば、洗濯物の乾き具合など物の数には入らないのだ。
by marshM
| 2011-10-31 23:59
| 景
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