名医
e0087225_1185264.jpg かかりつけの歯医者。私が子供のころから通って、今も東京から横浜まで1時間かかって診てもらっている歯医者。浮気したことは一度も無く、歯医者嫌いになるほど下手ではなく、あの薬の入った色とりどりのガラス瓶が置いてあった少しお気に入りの場所。
 時は流れて歯医者もハイテクを導入するようになり、レントゲンは即座にモニターに映し出され、アニメーションで施術が説明される。器具も超音波や無針注射で患者の苦痛が極限にまで抑えられるようになった。だが、その待合室は心なしか子供の頃より空いているように思えた。
 帰りに気をつけて風景を見ていると、近所には数件の歯科医の看板。いつの間にか商売敵が増えたようだ。
 母親世代が慕って通った大先生ももう引退していない。何から何まで移り変わる中で、それでも私は馴染みの扉を開けるのだ。信頼とはそういうものだろう。
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by marshM | 2011-10-24 23:59 |
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