小春宵
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 都会は虫の数も住む場所も少ないらしく、あの虫の音にぐるりと包まれる感覚もないままにいつの間にか秋が深まり、肌寒い日々が続いている。
 週末は雨、その雨雲がやってくる直前、南に深く湾口を空けた東京湾に温かな風が流れ込む。温度差はそれほどでもないが、春まだ浅い日の肌に心地よい空気に似ている。
 深呼吸して歩き出すと、何かが起こりそうな、あのわくわくする春の夜を思い出して、心が浮き立つのだ。
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by marshM | 2011-10-21 23:59 |
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