夜風に甘く立ちふさがる
e0087225_1241364.jpg 宵闇にスクーターを走らせると、強くて甘い香りにアクセルを握る手がゆるむ。クチナシとは違う濃厚なただ甘い香り、民家の裏から流れてくるシャンプーの臭いとも全く違う。辺りを見回すとエンゼルトランペットが見事な花を幾つもつけていた。
 良く晴れて湿度の低い一日だったが、日が暮れて少し蒸してきたようだ。花を開き始めたばかりのエンゼルトランペットはその派手な姿形に負けない甘い香りを辺り一面に解き放っていた。それでも、満員電車のムスクに比べればなんと爽やかなことか。
 甘い官能を鼻の奥に残しながら夜風に吹かれる気持ちよさを楽しむために、ブレーキにかけていた右手でアクセルを吹かした。



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by marshM | 2010-06-24 23:59 |
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