焚き火
e0087225_117717.jpg 家を出た時に気が付いたのは焚き火の匂い。またどこかで野火を焚いている。いつものような強烈な匂いではなく、キャンプで火の番をした後脱いだ服から立ち上る位のかすかな匂いだ。
 車に乗って買い出しに一周りしてくると、北斜面に広がる畑の真ん中を通る道からモウモウと煙が立ち上っている。多分火の番をしている人の車だろう、火元のそのすぐ側に置いてあるので事故を起こした車が燃え上がっているように遠目には見える。バイクなら一目散にその道を目指して駆け抜けるところだが、あいにく私有の農道なので車は通行できない。
 まだ横浜がG30(ゴミ削減30%)を打ち出す遙か前、私が子供だった頃は、町内会で共有地の草刈りがあると決まって刈った後の草をその場で焚き火にして処理していた。悪のりする大人たちは、どこかからホワイトガソリンを持ってきて生木に強引に火を付けてモウモウと煙を上げていたのを記憶している。町内会の行事であり、まだ環境に大しておおらかな意識しかなかった頃だ。
 そんな姿を幼い頃から見て育ったからか、キャンプやバーベキューに行けば決まって火の当番にしゃしゃり出る。手際よく火を付けそれを保ち、真っ黒な炭にちろちろと赤い光が走るのを子供のようにじっと眺めるのだ。真冬のキャンプはそれでも体が火に当たっていない側からしんしんと冷えるので敬遠してしまう。焚き火が限られた人の物となった今、おおらかな火に当たるという感覚はそうそうできなくなってしまった。



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by marshM | 2010-01-18 23:59 |
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