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こばしのやき餅
こばしのやき餅_e0087225_23333586.jpg 先日の連休にカミさんの実家へ行ってきたのは、祝い事があったからに他ならないのだが、しっかり食べるものは食べて帰ってきた。
 奈良県の中心部から車に揺られて数十分、吉野の山の登り口、昭和初期からほとんど変わらなかったのではないかと思わせる川沿いの、その通りに面した小さな店が第一の目的地。こばし餅店は『やき餅』一筋を作り続け、その美味しさはその筋では有名な店らしいと聞いてわざわざ前日に予約を入れて取り置いてもらった。
 店を訪れると予約を入れなければならない理由がよくわかる。午前中、10:30には訪れたのにもかかわらず、入り口には「本日は終了しました」の看板が掲げられている。本日分はもう売り切れてしまったという事なのだ。
 予約分を受け取り車に乗り込むと、早速包みを開けて一つかじりつく。
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 こばしのやき餅は甘さ控え目のたっぷりの餡を薄くのばした普通の餅で包み、軽く焼き目が付くくらいに焼いてある。大きさも手頃で一つ口に入れるとあっという間に二つ目三つ目と手が伸びるのだ。何しろ上新粉や小麦粉をつかってない餅の味と薄さが良い。そして餡は粒餡と漉し餡があるのだが、どちらも程良く甘くサラリとしていて美味しいのだ。
 やき餅を楽しんでいるうちに車は吉野の山へと登っていく。浅野光彦シリーズ『天河殺人事件』の舞台となった天河村のある吉野、千本桜で有名な吉野。数年ぶりの来訪だがここまで来たらよらずに帰るわけにはいかないもう一つの話はまた明日。


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by marshM | 2009-10-17 23:58 |
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