夏を思わせる陽気の一日が終わると、窓からは涼しい風と共に潮の香りが入り込んできた。横浜といえども港からはだいぶ距離があるこの街でも、風向きによっては海風がそのまま入り込んでくる。湿度を余分に含んだ風だが、昼間の熱気に包まれた部屋の中ではとても心地がよい。
浜松町、芝浦、品川駅のホーム、そしてこの街、東京や横浜ではいわゆる海らしい海を望む事は出来ないが、ふとした拍子に潮の香りをかぐ事が出来る。そしてその香りに思い出すのはいつも決まっていわゆる海らしい海の光景、加えて楽しかった記憶。南の島よりも身近な三浦や湘南を思い出すのは、それが匂いにまつわる記憶だからに他ならない。起伏の激しい第三京浜や国道一号を抜けその先まで行くと、決まって海は突然姿を現す。遠くから近づいてくるのではなく、建物や丘を抜けると忽然と現れるのだ。目の前に広がる海とむせるほど濃い潮の香り。 海辺で吹き付ける風は思いがけなく体温を奪う。ポカポカとした陽気ぐらいでは手痛い目に遭う事が多い。そろそろ海辺を歩くにはちょうど良い季節になってきた。来月あたりふらりと海まで走ってみようか。 ↑ポチッとよろしく。
by marshM
| 2009-05-23 23:59
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