姿勢を正せ
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 Milanoのヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア、鉄とガラスでできた巨大なアーケードを歩いている時に横を歩くカミさんからクレームが付いた。
「このガッレリア広しと言えど猫背で下を向いて歩いているのはあなただけ」。
つまりみっともないからいい加減にしなさいと言うのだ。晴れてイタリアはMilanoの街を歩いているというのに、ホームシックで落ち込んでいたわけでも旅の終わりを惜しんでいたわけでもなく、ただ足下に注意を払って歩いていたのだが。
 ではいったい何に注意をしていたのか。
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 アンモナイトの化石である。
 始まりはVeneziaのホテルの階段からだった。日本でも古いデパートの階段や壁に使われている大理石に、時折アンモナイトやウミユリの化石を見る事ができる。Al Portico Guest House の階段はやはり大理石で、数個のアンモナイトを確認できた。San Marco 広場では人々が歩いてすり減った野ざらしの古い大理石にもアンモナイトが浮き上がっていた。そしてMilanoのガッレリア。ほぼ全面に赤茶色の大理石が張り巡らしてあり、所々にアンモナイトが入っているのだ。
 Veneziaの屋台でアンモナイトや三葉虫の化石を売り物にしていたが、これはどこからきたのかわからない。しかし、公共の施設や建築物に含まれる化石は出所がはっきりしている。なにしろイタリアの建物に埋まっていると言うところに価値があるのだ。もって帰る事はできないからせめて写真に納めてきた。一瞬どこかでハンマーを仕入れてきて夜中に繰り出すかなどと考えていた事は秘密にしておこう。


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by marshM | 2009-04-27 23:59 |
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