イタリア式喫煙
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 イタリアでは公共の場所の屋内は全て禁煙となっている。カフェでもレストランでも例外はなく、もちろん喫煙ルームなどは屋内に設置するものであるから影も形もない。では、イタリア人は何処でタバコを吸うのかというと、屋内でなければ何処でも吸っているのだ。カフェの屋外テーブルは喫煙できる場合が多く、リストランテでは食事の合間に店の前の通りにワインのグラスを持って出て一服する。鉄道の駅では列車の着くホームは屋外とみなされていて、屋内の待合スペースにまで煙が流れてくる。
 街を歩くといろんなタイプの喫煙者を見ることが出来る。さすがヨーロッパだと思うのは、葉巻やパイプを咥えている人の数が多いことだ。Tabacchi(タバッキ)と呼ばれるタバコ屋には何処でもパイプとパイプ葉とシガーがそろっている。日本ではそれほど頻繁に見られないパイプ喫煙も、発祥の地ヨーロッパではまだまだ普通のことなのだ。
e0087225_6554522.jpg 5日の幕開けは冷たい雨だったが、バスに揺られてSienaまで行くとすっかり晴れ上がって強い日差しに変わった。Campo広場に面した小さなハム屋で絶品パニーニを作ってもらい、広場の石畳の上に直接腰をおろす。食事の後は持参したパイプに火を入れてくつろぐ。日本ではなんだか決まりの悪いパイプ姿もここでは何の気兼ねもいらないような気がするから面白い。遺跡のような街を見上げながらのんびりと煙を吐き出すのはなんとも贅沢で意外にも一般的な時間の過ごし方なのだ。


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by marshM | 2009-04-05 23:59 |
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